岡山大学における健康・スポーツ教育

 岡山大学では,生涯にわたる健康づくり・スポーツ実践力を育成することをねらい,理論学習を行う「講義」とスポーツ実践および基礎理論学習を行う「スポーツ演習」を展開しています。

講義(健康・スポーツ科学)

     本学の「60分授業・4学期制」の導入に伴い,平成28年度より医学系の先生が中心に講義を
    行う「健康・スポーツ科学A(健康科学)」と体育学系の先生が中心に講義を行う「健康・ス
    ポーツ科学B(スポーツ科学)」を2つの講義を開講しています。
     教員免許取得には上記2つの授業単位が必要です。

スポーツ演習

     平成25年度から岡山大学では,教養教育において,これまでの双方向スポーツ教育活動を土
    台に「する、みる、支える」スポーツ演習を開講しました。

 ◎ するスポーツ演習
      スポーツ実技とスポーツ理論学習の融合をはかった授業です。スポーツ実技とスポーツ理
     論学習の両方を合格することにより単位認定となります。

    ◆ スポーツ実技
       実施種目:バドミントン,卓球,バレーボール,バスケットボール,ゴルフ
            フットサル,ボウリング,テニス,フライングディスク,サッカー,
            ボディコンディショニング など
       スポーツ実技では,毎回の実技後にリフレクションノートを用いた振り返りとともに,次
      回の課題を記録します。

    ◆ スポーツ理論学習(身体活動増進プログラムの実践を含む)
        本学に導入されているe-Learningシステム(WebClass)を用い自学自習を実践後,課
       題(小テストおよびレポート)を行います。4つのコースがあり,1コースを選択し,合
       格・終了することが義務づけられています。また,各自で身体活動増進プログラムを作成
       し,その実践と記録を行います。スポーツ実技でスポーツを学び,スポーツ以外の身体活
       動を増やす方法も実践的に学びます。
        教員免許取得にはこの授業単位が必要です。

 

 ◎ みるスポーツ演習
      プロ・スポーツに関わる課題や問題に対してグループ別に調査・研究活動を行い,その成果
     をプロ・スポーツの現場に提供するとともに,授業内で共有しあう授業です。調査・研究は、
     グループでの議論を通じて研究テーマを絞り込んだ後,調査活動をデザインし,プロ・スポー
     ツの試合が開催されているスタジアムやプロ・スポーツチームのマネジメント現場における調
     査活動を通じて行います。

 

■ 支えるスポーツ演習

    ◆ スポーツ教室等開催型
        スポーツ教室やスポーツ大会の企画,運営・指導,評価,改善を通して、スポーツ活動
       の機会を生み出す意義と方法を学びます。

    ◆ スポーツインターンシップ型
        インターンシップ先は,地域スポーツクラブやプロ・スポーツクラブを想定していま
       す。受講生の希望を聴取し,担当教員が相手先と交渉・調整を行います。

    ◆ スポーツ指導型
        地域スポーツクラブのスポーツ教室や中・高等学校の部活動におけるスポーツ指導を通
       して,課題達成に向けた技能および知識を学習します。

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