岡山大学では、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑み、第1,2学期に引き続き、第3,4学期でもオンライン授業を行いました。昨年の7月に実施したオンライン授業に関するアンケートの結果を踏まえ,フィードバックを行いオンライン授業の改善に努めて参りました。これらを受けて、第3,4学期におけるオンライン授業の改善状況および今後の更なる改善の示唆を得るため、1月26日から2月8日まで、Moodleを利用したWebアンケート(日本語・英語)を実施し、全学生12,956名のうち2,004名から回答を得ました。(回答率:16%)

 本学のオンライン授業は主に次の4タイプから教員が選択し実施しました。

  ①オンデマンド型Ⅰ(Moodle等への資料等の掲載)

  ②オンデマンド型Ⅱ(Moodle等への資料等の掲載、かつ、音声あるいは動画による説明)

  ③リアルタイム型

  ④ハイブリッド型(対面授業とオンライン授業の両方に対応)

 これらの実施方法について、学生の満足度の変化等を取りまとめた結果をご報告します。

1. 実施概要

実施期間:令和3年1月26日(火)~2月8日(月)
実施方法:Moodleでの実施
調査対象:全学部・研究科学生
対象学生数:12,956
回収数:2,004(回答率:16%)

 

 

2. アンケート結果① ~オンライン授業【タイプ別】について~

 

 

3. アンケート結果② ~オンライン授業全体について~

 

4. まとめ

 今回のアンケート調査で、オンライン授業は、第1,2学期と比べて第3,4学期は概ね改善されていることが分かりました。

全体的な満足度が上昇したことについては、以下のような理由が考えられます。

・比較的満足度の低いオンデマンド型1の開講科目数または学生の受講数が減少し、且つ開講された授業    についても満足度の上昇がみられたこと

・比較的満足度の高いオンデマンド型2とリアルタイム型が引き続き高い満足度を得られたこと

・3.4学期から質問項目に追加されたハイブリッド型についても、6割の学生が「満足・やや満足」と回      答したこと

・授業の中身について、「教員の指示のわかりやすさ」「教材のわかりやすさ」などの授業内容の伝え方    について大幅に改善されたこと

   一方で、各授業タイプにおいて「やや不満・不満」と回答している学生が約1割であるのに対し、オンデマンド型1では、約2割の学生が依然として「やや不満・不満」と回答していました。また、「課題の量の適切さ」や「提出へのフィードバック」については、「よくなった・ややよくなった」と回答した学生の割合が他の項目と比べて低く、「やや悪くなった・悪くなった」と回答した学生の割合が1割を超えています。

   今後は、特に、オンデマンド型1のオンライン授業や、「課題の量の適切さ」「提出へのフィードバック」の点に関して、重点的に改善を図る必要があると考えられます。

おわりに

 岡山大学の学生のみなさんには、オンライン授業に関するアンケートにご協力いただきありがとうございました。

 アンケートにお寄せいただいたご意見を踏まえ、授業の改善を図るとともに今年度も岡山大学の学生のみなさんが安心して、十分な学修が続けれるよう最大限努めてまいります。

オンライン授業に関して、ご意見・ご質問がありましたら、下記までご連絡ください。

【お問い合わせ先】学務部学務企画課教育支援グループ

apg-gakumu◎adm.okayama-u.ac.jp

※@を◎に置き換えています。