入試・高大接続部門は,2004(平成16)年に設置されたアドミッションセンターを前身としています。アドミッションセンターでは,岡山大学における一般入試,推薦入試及びアドミッション・オフィス(AO)入試等本学の入学者選抜並びに大学入学者選抜大学入試センター試験の円滑な実施を図るとともに,アドミッションポリシーに則した適切な入学者選抜制度等の研究開発及び本学への入学希望者に対する広報活動等を行うことが目的とされていました(岡山大学アドミッションセンター規程第2条)。

 その後,「本学のアドミッションポリシーに適合した学生の受け入れのため高大接続事業を推進するとともに,学生の正課内・正課外活動を総合的にサポートすることにより学生生活を充実させ,学生の多様なキャリア形成に資することを目的に,学部・研究科と連携して,入学前から在学中,卒業後まで一貫した総合的な学生支援を行う」ことを目的に,高大接続・学生支援センターとして改組されました。
 さらに,2022(令和4)年4月に,教育推進機構 入試・高大接続部門へ発展しました。

入試・高大接続部門は,入試課との連携により,以下を担っています。

一 入学者選抜及び高大接続に係る企画・立案及び実施に関すること。

二 入学者選抜方法の調査研究に関すること。

三 入試情報等の提供及び学生募集広報活動に関すること。

四 入試問題作成及び入試ミス防止の統括に関すること。

五 独立行政法人大学入試センターが運営する大学入学者選抜試験に関すること。

六 入学前教育に関すること。

七 アドミッション委員会の実施する内部質保証に関すること。

八 その他部門長が必要と認めた事項に関すること。

また,国立大学において先駆的であった「国際バカロレア(IB)入試」に2012(平成24)年から取り組んでおり,「大学教育再生加速プログラム(AP)」の「テーマⅢ(入試改革)」にも採択され,2021(令和3)年4月にはIB推進室の設置となっています(現:IB入試推進室)。

 大学入学者選抜の改革において目が行きがちなのは入試制度の変更ですが,昨今の潮流は「高大接続システム改革」です。高等学校教育改革,大学教育改革,それらを結節する大学入学者選抜改革を一体で推進することが求められています。シナリオを描き難い大きなチャレンジです。入試・高大接続部門及び学務部入試課の教職員がチームとなって改革に取り組んでいきたいと考えています。

 

入試・高大接続部門長 田中 岳