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大学での学びは、知識を身につけるだけでは終わりません。自分で問いを立て、他者と意見を交わし、その経験を振り返りながら考えを深めていくことが求められます。岡山大学では、そうした姿勢を早い段階から育てたいと考えています。「知の探研」は、大学での研究や専門的な学びへとつながる第一歩となる科目です。
他者と協働し、経験を通して自らの考えを更新し続ける人。それが 探研家 です。











仲間と刺激を与え合い、互いの視野を広げる
「知の探研」
「知の探研」は、学部の異なる学生がチームを組み、テーマについて対話を重ねながら考えを深めていく授業です。背景や関心の違いは、時に意見の違いとして表れます。しかしその違いこそが、新たな視点を生み出します。協働の中で考え直し、自分の理解を更新していく経験が、この授業の中心にあります。
学びのルールを学ぶ
まずは、大学での協働に必要な姿勢と方法を確認します。「知の探研7か条」を手がかりに、相手の意見を尊重すること、自分の現在地を見つめること、失敗を恐れず挑戦することなどを学びます。安心して議論できる環境を整えることが、その後の学びを支える基礎となります。


グランドルール
「知の探研7か条」


学部混合で多くの仲間たちと一緒に学ぶ
次に、学部混合のチームで実際にテーマに取り組みます。専門の異なる教員2名のもとで問いを立て、議論し、まとめ、発表します。そしてその体験を振り返り、次に活かしていきます。協働し、挑戦し、振り返る。この循環が、将来の専門的な学びや研究活動につながっていきます。


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「知の探研」2025年度の探研テーマの例
捉えにくいものを捉える
テーマ内容
「捉えにくいものを捉える」という探研テーマのもと、身近でありながら客観的・定量的に取り扱おうとすると(高校までの学習内容では)拠り所が曖昧であることが露呈するようなものを対象にして、これをどのように捉えていくのか考えていきます。対象は「感覚」と「過去」です。学生はこれら異なる対象に対してチームで力を合わせてアプローチしていきます。
教員テーマA
感覚を捉える
近年AIが発展して、これまで人の果たしてきた役割がAIに置き換えられるという話題をたびたび目にします。人間の感覚や判断、振る舞いを模倣するようなAIの開発も進んでいます。いっぽうでAR(拡張現実)など、テクノロジーを使って人間の感覚を拡張する試みも行われています。本テーマではこのような話題の基礎に立ち返り、人がものごとをどのように捉えているのか、それを定量化・モデル化する方法について、再検討していきます。


教員テーマB
歴史統計を使って過去をとらえる
統計という数量データを根拠として歴史を考えることの利点は、より客観的な表現が可能となる。たとえば、「とても大きい」という言葉がでてきたとき、それが「どれくらい大きい」のか分からないことがある。そのような場合でも数量データで示すならば、精確な分析と叙述とを可能にする。また、数量に基づいた議論は、データの定義、調査基準、および尺度などをきちんと定めるならば、比較をも容易にする。それはまた、単に違いを数字で表すことができるだけではなく、比較を通して、そのような相違をもたらした要因は何かを考える手がかりが得られることもある。



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よくある質問
「知の探研」はどんな授業ですか?
学⽣同⼠で意⾒を交わしながら、問いを⽴て、調べ、発表し、振り返る活動をチームで進めていく授業です。テーマに取り組む中で、⾃分の⾒⽅や考え⽅を更新していくことを⽬指します。
どんな⼈と⼀緒に学びますか?
学部の異なる学⽣が同じクラスやチームになって学びます。出⾝地や関⼼、学びの分野が異なる学⽣と意⾒を交わすことで、⾃分にはなかった視点や発想に出会うことができます。
チームで活動する授業ですか?
授業ではチームで課題に取り組みます。初対⾯の⼈と⼀緒に活動することには難しさもありますが、意⾒を聞き合いながら活動する中で、チームで課題を進めることにも少しずつ慣れていきます。
⾼校の探究活動とどう違いますか?
⾼校での探究を⼟台にしながら、知の探研では他学部の学⽣や複数の教員と関わりながら考えを深めていきます。問いの⽴て⽅や議論、発表などを繰り返しながら、⼤学での学び⽅を実践的に学びます。
どんなテーマに取り組みますか?
テーマはクラスによって異なります。社会の出来事や⾝近な現象、地域の課題など、さまざまな題材を⼿がかりに問いを⽴て、調査や議論を⾏います。
この授業でどんな⼒が⾝につきますか?
他の⼈と協⼒しながら考える⼒、⾃分の考えを⾔葉にして伝える⼒、異なる意⾒に触れながら視野を広げる⼒などを育てていきます。





